子犬のしつけ:犬のしつけ方法のまとめ

子犬のしつけ

ここでは子犬に関するしつけの方法を少しご紹介したいと思います。

子犬をしつけるときにはそこの環境に慣れさせることもポイントの一つになります。子犬と言うのは人間の子供同様順応性が高いです。ですから最初のうちは多少戸惑うかもしれませんがすぐに人間がいる環境に慣れることができると思います。人間に飼われる以上、周囲に人間がいる生活になるのですから、これは絶対条件で周囲の環境に慣れさせる必要が出てきます。

また、子犬のうちはワクチンが終わっていないと散歩などはできませんが、そういう場合でも飼い主が抱っこなどして外に連れ出し、車の音を聞かせたり家の周りの音を聞かせたりするなどして、家以外の世界を子犬に見せてあげることも大切なことです。こうやって子犬に人間社会を慣れさせていくようにしましょう。

しつけをするのに一番いい時期というのは子犬のときではないかと思います。なぜ子犬のときかと言うと、人間同様小さいときのほうが頭も柔らかく何でも吸収していきます。ですから、生後3〜12週目くらいの時期にしつけを行うのが最も覚えてくれると思います。

また、このしつけを覚えやすい時期(=社会化期)は、自分と他のものを区別してくる時期でもあります。そういう時期にしつけをすることによって、これが当たり前のことなんだと子犬に認識させることが可能となります。それにより、より社会性を持ちリーダーの言うことを聞く犬に育てることが可能となります。

いつからしつけはするのがいいのか?

犬のしつけというのはいつ頃から始めるのがいいのでしょうか?犬と人間と言うのは年のとり方が違います。また行動も本能も違います。犬と言うのは人間より成長が早いです。子犬の時期だと大体1ヶ月で1歳という計算で成長していきます。ですから半年で6歳ということになります。顔つきも赤ちゃんの顔つきではなく子供の顔つきに変わってきます。

このように、生後何ヶ月かで人間で言う小学校入学レベルまで成長するのであれば、本当に生まれてすぐのあたりからトイレのしつけなどは始めておいたほうがいいと思います。よく考えて見ましょう。人間の子供にトイレのしつけを教えるのって何歳くらいですか?6歳ではちょっと遅すぎますよね。4歳ではどうでしょう?これでもちょっと遅いと思います。だいたい1〜2歳位から始めてみてもよいかと思うので、犬で言うと生後1〜2ヶ月頃から始めてみるのがいいかもしれません。

例えば犬の「咬む」という行為ですが、しつけは少し大きくなってからでもいいかと思います。生後2ヶ月頃に咬むなというしつけをしたとしても、力加減を加減できるわけでもないし、あまり理解できているとは思えません。人間で言うと2歳位の幼児が母親に何を言われてもあまり理解できないのと一緒です。

犬のしつけに関しては、精神面・年齢面などをよく考慮し、しつけの仕方・しつけの内容などを変えていきましょう。

飼い主と犬がよりよい共同生活を送るために、是非しつけは行うようにしてください。

犬にさわってしつけよう

犬を飼うと、身体を洗ったり、耳や爪の掃除をしてあげたりなどと犬を触る機会というのは格段と増えると思います。そのときに犬が嫌がらないように触ってもスムーズにお手入れすることができるようにしつけをしておくことが大切です。

犬は主従関係というものを大切にしています。飼い主より犬のほうが、関係性を上というように犬が判断をしてしまうと体を触られることを拒否する可能性があります。これを回避するためには子犬のうちから触っても大丈夫なようにしつけをしておく必要があります。
まずは、頭や胸を触ることから始めてみてはいかがでしょうか?頭や胸は触られてとても気持ちがよい部分です。気持ちがよい部分から触り始めて犬が触られることに慣れるようにするのが大切です。

次に犬の耳を触ってみましょう。耳はお手入れをしなくてはいけない場所です。最初から耳に障るのではなく、顔から頭から徐々に耳に近づけていって最終的に耳に障るようにしていくようにしましょう。

次に爪のお手入れをするために手足に触らなければなりません。犬が寝ている状態のときに1本1本優しく触っていき、慣れたころに爪を切るなどのお手入れをはじめるようにしましょう。

犬が寝ている状態を仰向けにさせておなかを触ってあげるようにしてみましょう。おなかを飼い主に見せることで、飼い主のほうが上なのだと主従関係をはっきり犬に示すという意味も持っています。

最後に歯のお手入れや薬を飲ませる場合などのために、歯を触るようにしてみましょう。ちょっとずつ唇を開いて少しずつ歯茎を触っていくようにします。

しつけをして犬を幸せにする

犬を飼い始めたらまず考えて欲しいのが「しつけ」です。きちんと「しつけ」をして犬と一緒に快適で楽しく暮らせたら言うことはありません。

ここでいう「しつけ」と言うのは犬が悪いことをした時にただ叱って言うことを聞かせるような物ではなく、ダメなものはダメと言い、それができたら誉めてあげるというしつけです。このやり方により、しつければしつけるほど犬は元気に明るく、飼い主との信頼関係も深くなり、飼い主も犬もお互いが幸せになっていくと思います。犬が飼い主のところで幸せに暮らしていけるようになること、すなわち犬が幸せになるための「しつけ」が必要なのです。

ではどういうしつけをしたら幸せになっていけるのでしょうか?例を少しご紹介してみたいと思います。

・犬とたくさん遊んであげることが大切です。犬は遊んであげることで人間とのコミュニケーションの取り方を学んでいきます。愛情を込めて遊んであげることで犬側も愛情をもらえるような遊び方を自然と身につけていくと思います。

・経験をさせましょう。犬は自分が経験したことがないことだと、自分の安全を守るために攻撃的になる場合があります。しかし、経験があると怖い思いをしないので安全に過ごすことができます。ですから色々な経験をさせてあげることも大切だと思います。

・犬の身体にたくさん触れて、安全に暮らせるようにしましょう。身体に人間の手が触れると言うことは心地よいということを犬に認識させましょう。